首の寝違えとは何なのか
寝る前まで何ともなかったのに朝目覚めると首が痛くて回らない、どちらか片方しか振り向けない。寝違えるとは、寝ている間に同じ姿勢をとり続けてしまうことで特定の筋肉に負担をかけ過ぎてしまい首の筋肉が炎症を起こす状態を言います。
一度この状態になってしまうと2~3日、ひどい時は1週間以上痛みを引きずってしまいます。首周りの筋肉の一部が炎症を起こしているので、治す為の原則はその部位を冷やすことなんですが、首を冷やすと体中冷えてしまうので中々できません。
胸鎖乳突筋、斜角筋、板状筋など首周りには様々な筋肉があり炎症を起こしている部位を特定するのも難しいものです。
首の寝違えを治す意外なコツは脇の下の神経にある
寝ている間に首の筋肉が炎症を起こすほど同じ姿勢でいることは泥酔でもしていない限りは普通できません、痛くて目が覚めます。では、なぜ寝違えてしまうのか?
そのほとんどの原因は横向き等の姿勢で寝ることによって起こる腋窩(えきか)神経の圧迫です。※腋窩とは脇の下のところ
腋窩神経は首の筋肉に繋がっており、この部位が圧迫されると痛みは神経の繋がっている筋肉に発生します。つまり、腋窩が硬くなることによって首に痛みが生じるのです。
枕が合わなかったり、ソファで寝ると横向きの姿勢で寝てしまいがちです。また、首よりも腕やわき腹の筋肉は痛覚が鈍感で、長時間同じ姿勢でもあまり痛みを感じない為に寝違えてしまうのです。
つまり、首ではなく腋窩を寝違えているということです。
腋窩のコリを解消すれば、腋窩神経の圧迫が改善され首の筋肉の痛みもなくなります。
腋窩は優しくマッサージするのが鉄則
腋窩の周りにはリンパ節も多くあるデリケートな部位ですので強い圧でのマッサージはダメ!リンパを傷つけてしまうと体にダルさが生じたりむくんでしまったり良いことは1つもありません。
優しく強さ加減を調節しながら、しっかりとコリが無くなるまでマッサージして下さい。
首の寝違いに効くストレッチはコレ
腋窩は脇の下ですからマッサージされるとくすぐったがる方もいます。そんな時はストレッチで対応しましょう。
首の寝違いではない可能性がある
腋窩にコリが無くマッサージをしても一向に改善が無い場合は注意が必要です。
稀ですが、首の特定の筋肉に長時間負担をかけて炎症を起こしているケースや、内臓の疾患、脳、ストレスなど様々な可能性があります。
首には腋窩神経だけでなく様々な神経が通っていますから安易な整体マッサージは避け、整形外科の受診をしてもらうのがベターです。
首の寝違えマッサージのまとめ
◦首の寝違えとは首の特定の筋肉が炎症を起こしている状態のこと。但し、それは稀で滅多にない。
◦ほとんどの寝違えの原因は腋窩神経の圧迫。腋窩が硬くなることで神経が刺激され首の筋肉に痛みが出る。
◦腋窩のマッサージは優しく弱めの圧で行い、ストレッチも併用すると良い。
◦腋窩が原因ではない首の痛みは注意が必要、整形外科を受診してもらうのが良い。
脇の下の痛みは普通の生活をしていても気が付きません。整体マッサージを始める前に軽く触って見たり、胸を開くように両手を広げてもらうと痛みが走りそこで初めて気が付きます。
リンパも流れ、くすっぐたい箇所でもありますからお客様にしっかりと説明した上で施術に入ることで安心してもらえるよう心がけましょう。
ホット首ストレッチャー
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