目次
マッサージNGの頭痛がある
頭痛は4つのタイプに分類され、中でも整体マッサージで解消する頭痛は一つだけしかありません。マッサージすることで逆に悪化してしまうタイプの頭痛があるので注意が必要です。
緊張型頭痛
最も多い頭痛は緊張型頭痛と呼ばれるタイプ、年齢も性別も関係なく誰もが体験する頭痛です。
原因は、頭や首の筋肉のコリやストレスによるもので、筋肉が硬くなり血行不良を起こすことで神経を圧迫し頭痛を引き起こします。
また、長期間ストレスを感じ続けると脳の痛みをコントロールする部位が正常に働かなくなり、首や頭の筋肉にコリがなくても頭痛を感じさせることがあります。
後頭部を中心に締め付けられるような重たい痛みを感じ、ひどい場合、目眩を感じることもあります。
筋肉のコリやストレスが原因なので、リラクゼーションや整体マッサージが有効でタイプ別に別れる頭痛の中で唯一マッサージで解消する頭痛です。
偏頭痛
20~40代の女性に多いのが偏頭痛、未だにハッキリとした原因は分かっていません。最も有力な説は、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こしている為ではないかと言われています。
ズキズキとした鋭い痛みで、体を動かすと頭に響いて更に痛みが増します。光や音に敏感になり吐き気を催すこともあります。
血管の拡張による炎症が原因なのでマッサージはNG!マッサージすると筋肉がほぐれることで血流が良くなり炎症を悪化させ頭痛を酷くしてしまいます。
群発頭痛
発症する人は稀でそのほとんどが男性。別名「自殺頭痛」と呼ばれるほど強烈な痛みで動くこともできません。
目の後ろを通る内頚動脈が広がり炎症を起こすことで起きる頭痛で、目がえぐられるような強烈な痛みを起こします。
一度発症すると1~2ヶ月間、毎日のように同じ時間に痛みを引き起こします。マッサージはもちろんNGです。
緊張型+偏頭痛
筋肉やストレスが原因の緊張型頭痛と、血管の拡張による炎症が原因の偏頭痛を併発して引き起こすタイプ。
整体マッサージがよく効く緊張型頭痛とマッサージしてはいけない偏頭痛を併せ持つこの症状はかなり厄介です。
前回は施術してもらった後、頭痛が収まったのに、今回は逆に悪化したなんてことになりかねません。施術しないのが賢明です。
緊張型頭痛へのマッサージ
マッサージのポイントは首の筋肉である胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、肩のツボ肩中兪(けんちゅうゆ)、頭のツボ天柱(てんちゅう)、3点に絞って行うのが効果的です。
胸鎖乳突筋は円を描くようにほぐす
仰向けの状態で首を横にひねると浮き出てくる胸鎖乳突筋。
ゆっくりと親指で円を描くように外側から内側に向かってほぐします。喉の近くを通っている筋肉なのでお客さんがむせてしまわないよう強さには注意しましょう。
この筋肉がほぐれると首のコリが解消し呼吸が深くなります。自律神経にも作用してリラックス効果があるので緊張型頭痛に効果抜群です。
詳しくは、首のマッサージの基本は胸鎖乳突筋をほぐす!初心者向けのやり方
肩中兪は強めにしっかりと圧をかける

首や肩まわりに効くツボ。うつ伏せの状態で親指を肩中兪に当て、下から上に向かって剥がすようなイメージでほぐします。
コリコリとした塊を指先に感じたら、そのシコリを取るようにマッサージするのがコツです。
天柱を押すときは顔が埋もれ過ぎないように注意

頭痛によく効くツボでしっかりとピンポイントで押し込みます。一押し5~6秒を目安に行ってください。
うつ伏せの場合、両手の親指を使って2つ同時に押すのがおすすめです。その際、押し込みすぎてお客さんの顔がベットに埋もれ過ぎてきつくならないよう注意しましょう。
仰向けで行う場合、片方ずつ親指の上に天柱の部分を乗せてお客さんの頭の重みを利用しましょう。
初心者でもできる頭痛解消マッサージのまとめ
- 4つの頭痛タイプがあり、マッサージしていいのは緊張型頭痛だけ。
- 胸鎖乳突筋は円を描くようにほぐす。
- 肩中兪はしこりを剥がすようにマッサージ。
- 天柱をうつ伏せで押すときはお客さんの顔が埋もれ過ぎないように注意。
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