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女性のお客さんの肩こりを敬遠する男性施術者は肩甲挙筋から覚えよう
肩こりマッサージが苦手な整体マッサージ初心者は多く、自身が元々肩こり症であればどこをどうほぐせば良いかイメージしやすいですが、肩こりに無縁の人はどうしても苦手意識を持ちやすいものです。
特に女性のお客さんの肩こりの場合、肩の筋肉が男性に比べて細くそれでいて硬いので指の太い男性施術者は敬遠してしまいがち。
そんな肩こりマッサージが苦手な人におすすめなのが、肩甲挙筋(けんこうきょきん)をほぐすマッサージ。肩こりマッサージの基本にして王道なのでまずはここから覚えていきましょう。
肩こりマッサージの基本、肩甲挙筋のほぐし方
頭を支える役割をしている筋肉なので、うつむいてスマホやパソコン作業をしているとコリ硬くなります。男性も女性も頭の重さはあまり変わりませんが女性の方が筋力が弱いぶんコリやすい傾向にあります。
肩甲挙筋の場所
頭と首の付け根から肩甲骨にかけて付着している肩甲挙筋は、斜め内側に傾斜のついた筋肉です。
うつ伏せでのマッサージは親指を斜めに
マッサージの基本は筋肉の形状に沿って圧をかけることです。肩甲挙筋は斜めに傾斜が掛かっていますから、親指を約45度の角度にねかせて行います。
お客さんの頭側に回り込んだら左肩の肩甲挙筋は左の親指を、右肩は右の親指を使ってマッサージを行うことで傾斜に沿った圧を加えるとこができます。
首の付け根から肩甲骨に向かってほぐしていきましょう。角度がきちっとハマると指先に筋肉が引っ掛かった感覚を感じますので、捉えたらしっかりとほぐしましょう。
押し込みすぎると胸がつぶれて苦しくなるので注意
うつ伏せのお客さんの頭側から親指を押し込む形で肩甲挙筋をマッサージするこのやり方。
慣れないうちは親指が上手く肩甲挙筋に引っ掛かりにくいので、どうしても圧を下方向に向けて掛けてしまいます。そうなると、お客さんの胸がベットに押し付けられてしまうので息苦しく辛いマッサージになってしまいます。
上達するまでは胸枕を使って少しでもお客さんの体への負担を減らしましょう。
横向きでほぐすこともできる
うつ伏せでの肩甲挙筋マッサージはコツを掴むまでは、少し難しくハードルが高いと感じる人には横向きの施術がおすすめ。
お客さんに横向きになってもらい施術者は頭側に回り込みます。右肩は左の親指を、左肩は右肩の親指を使ってマッサージを行います。
この姿勢であれば施術者の指は自然と肩甲挙筋の傾斜に沿った角度になるので、簡単に圧をかけることが出来ます。
かなり圧が入りやすい角度なので、強く圧が掛かり過ぎないよう強さ加減に注意が必要です。強押しや、体格の大きなお客さんにおすすめのやり方です。
肩こりマッサージの基本、肩甲挙筋のほぐし方のまとめ
- スマホやパソコンでうつ向いた姿勢が肩甲挙筋をコリ硬くする。
- 肩甲挙筋の傾斜に沿って親指を斜め45度にねかせてマッサージする。
- うつ伏せでの施術は圧を下に押し込みすぎてお客さんの胸が苦しくならないよう注意。胸枕を使うと良い。
- お客さんを横向きにすると親指の角度が自然と筋肉の傾斜に沿うので簡単に効かせられる。
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