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腰痛マッサージの基本は腰方形筋をほぐすことから
腰のマッサージに苦手意識を持つ人は多く、業界一年目くらいの整体マッサージ初心者が初めにぶつかる課題です。腰は多くの筋肉で構成されているのでどこから手を付ければいいのかわからない。
そんな人におすすめなのは、腰方形筋を中心にほぐすマッサージ。腰の筋肉の中でも、大きくて強い筋肉なので捉えやすく思い切ってしっかりと圧をかけていけます。
腰方形筋マッサージのやり方
腰痛の人の多くは腰方形筋がコリ硬くなっています。骨盤と腰椎を繋いでいるこの筋肉が硬くなると骨盤に歪みが生じたり、腰椎に負担が掛かるため腰痛の原因となります。
腰方形筋の場所
腸骨稜(骨盤の上部)から第十二肋骨(肋骨の一番下)、腰椎の1番目から4番目(腰椎は全部で5本ある)にかけて付着している腰方形筋。
横側からえぐるようにマッサージ
腰方形筋は斜め横に傾斜のついた筋肉なので、上から真っ直ぐに乗り上げて圧をかけてもあまり効きません。施術者はお客さんの側面に立ち、親指を腰方形筋に向かって縦に差し込みます。
縦に親指を差し込むことで指が筋肉の形状に沿うので圧がしっかりと掛かります。
まずは三拍子から、ゆらぎのリズムがコツ
縦向きに親指を差し込んだら、お客さんの身体を揺らすイメージで『1,2,3』と三拍子で圧をかけます。
この時あまり激しく揺らさないよう、出来るだけ優しく、波打つようにゆっくりと揺らしてください。激しく揺らすと気持ちが悪くなってしまったり圧が強く入りすぎて効きすぎることがあります。
効かせるコツは三拍子の最後、3のところを少し長めに圧をかけること、圧が芯まで届いてよく効きます。
三拍子の次は六拍子に挑戦してみよう
三拍子のゆらぎのリズムで腰方形筋のマッサージが出来るようになったら次は、六拍子のリズムに挑戦してみましょう。
三拍子よりも深く圧が入るので、効きが良くリラックス効果も高いので芯から筋肉をほぐすことが出来ます。
三拍子同様に最後の六拍子目のところで、長めに圧をかけましょう。三拍子よりも難しいマッサージなので、三拍子をマスターしてからトライすることをおすすめします。
マッサージの基本は筋肉の形状に沿って指を当てること
マッサージの基本は筋肉の形状に沿って圧をかけることです。形状に沿って圧をかけることで無駄なく圧をアプローチしたい箇所にかけることができます。
縦向きの筋肉に横から指や肘を当てて体重をかけても圧は芯まで届きません。逆に筋繊維に傷がついてモミ返しの原因となってしまいます。
腰方形筋の様に斜めに傾斜のある筋肉をほぐす際は、指も斜めにしてあげて傾斜に沿ってマッサージすることが大切です。
基本の腰マッサージ、腰方形筋のほぐし方のまとめ
- 大きくて強い腰方形筋は捉えやすので整体マッサージ初級者におすすめ。
- お客さんの側面に立って親指を縦に差し込むことで筋肉の形状に沿ったマッサージが出来る。
- お客さんの体を揺らすように三拍子のゆらぎのリズムで行う。三拍子目は長めに圧をかけるのが効かせるコツ。
- 三拍子が出来るようになったら六拍子にチャレンジ。三拍子よりも効き目がある分、難しい。
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